Technical Tour: JAXA (相模原キャンパス)見学および講演会(Lecture Meeting #9)
JAXA宇宙科学研究所(相模原キャンパス)見学および講演会
●開催日:2022年9月29日(木)14:00~16:00(集合:13:30)
●開催場所:
〒252-5210
神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1
宇宙科学研究所相模原キャンパス
Institute of Space and Astronautical Science (ISAS)
Date and Time
Location
Hosts
Registration
- Date: 29 Sep 2022
- Time: 04:30 AM UTC to 07:00 AM UTC
-
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Speakers
Origin and evolution of C-type asteroid Ryugu revealed by Hayabusa2
講演者: 岡田 達明先生 (宇宙科学研究所准教授)
講演題目:
「はやぶさ2」が明らかにしたC型小惑星リュウグウの起源と進化過程
Origin and evolution of C-type asteroid Ryugu revealed by Hayabusa2
講演概要:
小惑星や彗星など太陽系小天体は,惑星に取り込まれること無く現在まで生き延びた原始太陽系の時代の化石であり,惑星の形成過程やその後の物質の進化過程を紐解く鍵が残されている.特にC型小惑星は反射特性から,揮発性成分に富む炭素質隕石の産地であると考えられ,それらを探査することによって,地球の生命や海のもととなった水や有機物がどこでどのように形成され,地球に供給されたのかを探る手掛かりになると考えられる.小惑星探査機「はやぶさ2」は,C型小惑星リュウグウをカメラ・レーザ高度計・近赤外分光・ 熱赤外カメラのリモセン機器による全球観測,着陸機による小惑星表面での観測,人工衝突実験,そしてサンプルリターンによる帰還試料の分析によって,史上希にみるマルチなスケールでデータ収集することに成功し,多くの新たな知見が得られた.帰還試料の分析は継続中であるが,現在までに明らかにされた結果について紹介する.
講演者略歴:
岡田達明はJAXA宇宙科学研究所准教授,太陽系科学研究系所属,地球外物質研究グループ併任.小惑星探査「はやぶさ」,月周回探査「かぐや」,小惑星探査「はやぶさ2」を担当し,現在は二重小惑星探査計画Heraを担当.特に「はやぶさ2」では赤外カメラTIRのPI,小型着陸機MASCOTのJAXAリエゾン,試料初期記載の近赤外分光顕微鏡MicrOmegaのCo-PIとして多方面で貢献.Heraでは熱赤外カメラTIRIのPIおよび所内プロジェクトマネージャ.東京大学理学部地球物理学科卒業,同大学院修了.博士(理学).専攻は地球惑星物理学. 2006年より現職.東京大学大学院理学系研究科准教授を併任.
Biography:
JAXA宇宙科学研究所准教授,太陽系科学研究系所属,地球外物質研究グループ併任.小惑星探査「はやぶさ」,月周回探査「かぐや」,小惑星探査「はやぶさ2」を担当し,現在は二重小惑星探査計画Heraを担当.特に「はやぶさ2」では赤外カメラTIRのPI,小型着陸機MASCOTのJAXAリエゾン,試料初期記載の近赤外分光顕微鏡MicrOmegaのCo-PIとして多方面で貢献.Heraでは熱赤外カメラTIRIのPIおよび所内プロジェクトマネージャ.東京大学理学部地球物理学科卒業,同大学院修了.博士(理学).専攻は地球惑星物理学. 2006年より現職.東京大学大学院理学系研究科准教授を併任.
Agenda
■見学会集合場所と時間
13:30
JAXA 宇宙科学研究所 相模原キャンパス
「宇宙科学探査交流棟」 横 (ひさしのある部分)に集合
JR淵野辺駅南口から宇宙科学探査交流棟までのルート
https://www.isas.jaxa.jp/visit/access/access.html
・プログラム(予定)
14:00 – 15:00 宇宙科学探査交流棟見学
(14:45-14:55のシアター鑑賞含む)
15:00 – 16:00 講演
講演者: 岡田 達明先生 (宇宙科学研究所准教授)
講演題目:
「はやぶさ2」が明らかにしたC型小惑星リュウグウの起源と進化過程
Origin and evolution of C-type asteroid Ryugu revealed by Hayabusa2
講演概要:
小惑星や彗星など太陽系小天体は,惑星に取り込まれること無く現在まで生き延びた原始太陽系の時代の化石であり,惑星の形成過程やその後の物質の進化過程を紐解く鍵が残されている.特にC型小惑星は反射特性から,揮発性成分に富む炭素質隕石の産地であると考えられ,それらを探査することによって,地球の生命や海のもととなった水や有機物がどこでどのように形成され,地球に供給されたのかを探る手掛かりになると考えられる.小惑星探査機「はやぶさ2」は,C型小惑星リュウグウをカメラ・レーザ高度計・近赤外分光・ 熱赤外カメラのリモセン機器による全球観測,着陸機による小惑星表面での観測,人工衝突実験,そしてサンプルリターンによる帰還試料の分析によって,史上希にみるマルチなスケールでデータ収集することに成功し,多くの新たな知見が得られた.帰還試料の分析は継続中であるが,現在までに明らかにされた結果について紹介する.
講演者略歴:
岡田達明はJAXA宇宙科学研究所准教授,太陽系科学研究系所属,地球外物質研究グループ併任.小惑星探査「はやぶさ」,月周回探査「かぐや」,小惑星探査「はやぶさ2」を担当し,現在は二重小惑星探査計画Heraを担当.特に「はやぶさ2」では赤外カメラTIRのPI,小型着陸機MASCOTのJAXAリエゾン,試料初期記載の近赤外分光顕微鏡MicrOmegaのCo-PIとして多方面で貢献.Heraでは熱赤外カメラTIRIのPIおよび所内プロジェクトマネージャ.東京大学理学部地球物理学科卒業,同大学院修了.博士(理学).専攻は地球惑星物理学. 2006年より現職.東京大学大学院理学系研究科准教授を併任.